という訳で、前回ここに書き込んでからえらく期間が開いてしまった。最近の書き出しは常にこんなのばっかりなのだが、けして道重さゆみに対する思い入れが弱くなってしまったという訳ではない。このところとても多かったテレビやラジオの出演分についてはフォローしているし、毎日書いているmixiの日記にはさゆについて書かない日はほとんど無い。オレのマイミクの方はご存知のように、そもそもはmixiの日記にさゆについての記述が多くなりすぎて、かと言ってオレのマイミクにはさゆヲタどころかハロプロに興味がある人すらほとんどいない為、さゆについての文章を独立させようとして、この「卒業-さゆみんに向かって」を始めたのだ。
サブカルノリでネタとしてアイドルを語るという行為はオレが中学生ぐらいの頃からやってきた韜晦的な身ぶりなのだが、ある時期からアイドルには一切興味が無くなった。まぁ、一般的な成人男性のたどるプロセスであろう。モーニング娘。が国民的アイドルとしてバカ売れしていた頃に、おニャン子クラブ世代のアイドルファンがハマっているという話を聞いたことがあったが、オレにはあまり興味が持てなかった。もうアイドルを好きになるなんてことはこの先二度と無いだろうと思っていたし、それでいいはずだったのだ。
2ちゃんねるはネタを拾う為に時々覗いていたのだが、何をきっかけとして雑談2のモ娘(狼)板にたどり着いたのかさっぱり分からない。しかし、そこで繰り広げられるいわゆるヲタ論争だとかネタスレッドが結構面白かったので、メンバーの顔と名前もろくに知らないまま、暇つぶしに読んだりしていた。ある日、「だらしなくていやらしい亀井絵里の体」というスレッドが気になり、ネットで検索して亀井絵里というメンバーの容姿を確認してみたことはあった。
仕事の休憩時間にたまたまテレビをつけると「ハロー!モーニング」をやっていた。ちょうど、モーニング娘。30枚目のシングル「Ambitious!野心的でいいじゃん」の発売を記念して、過去の楽曲にまつわるクイズとかをやっていた回だったと思う。そこで、亀井絵里を確認し、その後、気にしながら毎週「ハロー!モーニング」を見ることにした。天然っぽいキャラクターと声質が結構好きだった。ある週の放送で、心理テストの企画をやっていて、亀井絵里が親友の道重さゆみをどのように見ているかというものだったのだが、結果は「利用している」だけというものだった。亀井絵里はへらへら笑っていたが、道重さゆみはショックを受けているようで、涙ぐんでいた。
モ娘(狼)のスレッドやネットで拾った過去のハロモニの映像からオレが道重さゆみに対して抱いていたイメージというのは、かわいいものが大好きなナルシストキャラというもので、そのイメージは幼女に混じって「オシャレ魔女ラブ&ベリー」に並ぶというエピソードや、道重さゆみをコンビニの店長に見立てたネタスレッドにおける「カオスじゃないの キュートでプリティーなの」という台詞などによって補完されていった。
その後、ある事情があり、亀井絵里及びモーニング娘。に対してあまり興味がなくなり、「歩いてる」や昨年末の紅白などの頃はほとんど見ていない。なぜか、モ娘(狼)板だけは時々覗いていたのだが。
ある日、ネットで発売前の「笑顔YESヌード」を「うたばん」で歌っている映像を見て、なぜだかモーニング娘。に対する思いが再燃した。素直に楽曲が気に入ったこともあるのだが、各メンバーの個性を活かしたパート割りなどに、オレがかつてアイドルグループを楽しんでいたやり方が本当に久しぶりにかっちりとハマったのかもしれない。オレは「笑顔YESヌード」のシングルCDを発売日に買ったのだが、これはオレが初めて買ったモーニング娘。及びハロー!プロジェクトのCDであるばかりか、約9年ぶりに買った日本人アーティストによるCDであり、約16年ぶりに買ったアイドルのCDであった。
道重さゆみが10月から「今夜もうさちゃんピース」というソロラジオをやっていることは知っていたのだが、それほど興味を持ってはいなかった。これもモ娘(狼)で拾ったネタなのだが、道重さゆみがこの「今夜はうさちゃんピース」の公式ホームページで愛用の髪飾りの写真を公開していて、これに対しての感想をヲタが語り合っているスレッドがあった。オレもネタのつもりでリンク先へ飛んでみたのだが、そこには小さなうさぎの顔がついた小学生の女子がつけているようなかわいらしい髪飾りの写真が掲載されていた。ここで、オレは道重さゆみのかわいいもの好きのキャラクターが筋金入りの本物なのだなということに気付かされた。このスレッドには、「この気持ち、なんだろうな」というような書き込みがあったが、オレが持った感想もこれと同じようなものだった。オレは結婚もしているしオトナの女子ともちゃんと付き合ったことが何度もあるし、断固として幼女や極端に年下の女子ばかりを愛好する嗜好の持ち主ではないのだが、この時に感じた思いというのは、本当にオレの潜在意識の中にすっかり埋もれてしまっていたものであり、小学校高学年ぐらいの頃に同じクラスの女子に対して抱いていたような甘酸っぱい憧れのようなものを呼び醒まされる体験であった。
さらに数週間後、「今夜はうさちゃんピース」の内容をネタにしたスレッドをまたしてもモ娘(狼)で発見した。それによると、道重さゆみは小学生の頃にダンゴムシを拾って学校の机の引き出しで飼っていて、紙ですべり台などを作って遊んでいた。さらに、苗字が道重であることから男子から「みちし原人」と呼ばれてからかわれ、それが嫌で仕方がなかったという。さらに調べていくと、小学校時代はとてもおとなしい性格で、友だちもあまりいなかったということが分かった。道重さゆみの自己愛がこういった幼少期を経て形成されたものなのだと気が付いたことにより、オレは道重さゆみに対し、かつてメディアの向こうの対象に対して抱いたレベルとしては最大の思い入れを抱くに至った訳である。
モーニング娘。のメンバーの中での道重さゆみのポジションというのは歌もダンスも上手ではなく、とにかくかわいいのが取り柄という感じなのだということも段々分かった。しかし、後輩であり自らが教育係を担当した久住小春の台頭により、このキュートでプリティーな妹的ポジションという存在意義も危うくなっていた時期でもあった。道重さゆみ本人がモチベーションを失っているのではないかという推測や同期の亀井絵里や田中れいなと比べて人気が無い、ソロ写真集が出ないといったアンチによる叩きや煽りも結構多かった。しかし、吉澤ひとみ卒業、藤本美貴脱退を経て、高橋愛体制となった辺りから、道重さゆみの仕事がどんどん増えはじめた。藤本美貴の後を受けてレギュラーに抜擢された「ヤングタウン土曜日」、更にデビュー4年目にしてやっと出た2冊目のソロ写真集「憧憬」からわずか半年で3冊目「17~ラブハロ!道重さゆみ」の写真集及び初のソロDVDの発売が決定。「女に幸あれ」のプロモーションでは、ラジオ番組にゲスト出演してモーニング娘。の広報的な役割を担うことも多かった。
8月2日に大阪で行われている「オーサカキング」というイベント会場で、道重さゆみと光井愛佳がラジオ公開放送にゲスト出演するという情報を見た。これについては過去の書き込みでもふれているのだが、この後で、オレはこの「卒業-さゆみんに向かって」を始めることを決意した。
オレはモーニング娘。のコンサートにはいまだかつて行ったことが無く、道重さゆみのことは無料イベントや公開録音で数回見たことがあるに過ぎない。CD、DVD、写真集は購入しているが、グッズや生写真は一切買っていない。オレが中学生や高校生だった頃とはアイドルファンのあり方というのも大きく変わり、現場系、在宅系といった分類などもある。オレは出身が地方だったこともあり、アイドルの現場に行ける機会などというのは滅多になかったのだが、レコードは全部持っているほど好きなアイドルであっても、せっかく地方まで来てくれたサイン会や握手会などには特に興味を示さなかったような過去がある。つまり、典型的な在宅系ということ。
現在は普通に一般企業で会社員をやっていて、音楽もUKインディー系などを主に好んで聴いている。オレの周囲にアイドルファンやモーヲタは一切いない。オレは特にヲタを隠す訳ではなく、大袈裟にカミングアウトすることによって、自分の大切な本質の部分は死守しようとしている。リアルの知り合いの中にはここを見ている人も多いのだが、基本的にヲタではないので、実際に会って道重さゆみの魅力や先週のハロモニについてなど語ることは一切無い。むしろ、それこそスイーツの話などの方がよっぽどしているような状態である。
正直、道重さゆみに対してどのようなスタンスで自分をアイデンティファイすべきか、いまだによく分からない。コンサートには状況さえ整えば確実に行きたいのだが、かつてのイベントや公開録音などでも感じたのだが、あのヲタ空間において自分が一切馴染んでいない。たまたま通りかかった会社員のふりをしているような状態である。だから、実はスケジュール的には行けないこともなかったパシフィコ横浜での文化祭にも行かなかったのだ。
かつて、オレはオレにとって道重さゆみの最大の魅力というのは生の充足としての葛藤が美として結晶化している状態であるというようなことを書いた。それはオレが本来そう生きたいと思いながらも実行できずにいる理想的な状態のことであり、すれっからしで不承不承生きているような状態からそこへと向かっていくプロセスを記すドキュメントというのが、この「卒業-さゆみんに向かって」というネーミングにこめられた思いではある。80年代に野々村文宏・中森明夫・田口賢二の新人類トリオによって記された「卒業-KYON2に向かって」のもじりでもあるのだが。
これはオレが道重さゆみから受けたイメージを自分勝手に解釈して都合よく加工したものでもあるのだが、道重さゆみが「みかん」という曲の歌詞を相当気に入っていると発言していることからも、あながち外れてはいないような気がしてきた。
積極的に生きるんだ、人生は1回、生きるために泣いている赤子のようにいつの日も純粋な心であれ、初めて恋をした時どうしていいか分からず大きな音で曲聴いた、人間みな好きになれ、苦手な人だからこそ大切だろ、一世紀満たぬ人生だから、今日も明日も毎日は24時間、悲しみ喜びもあり優しくなれ、どんな人も朝の陽に包まれる...etc。
「さゆみも本当に『みかん』が好きで、今年2007年一番嬉しかったことが『みかん』を発売できたことなんですよ。本当にそれぐらい歌詞がすごく共感できて、なんか、生きるっていうのがテーマな曲なんですね。もうそれが、なんか、なんかすごいモーニング娘。っていいなって思うんですよ、この曲聴いたりとかPVとか見てると。なので、すごく好きで、だからこのモーニング娘。大好きさんにもそれが伝わってるって思うと本当に嬉しいです。なので、これからもみなさん、積極的にいきましょう!」(「今夜もうさちゃんピース」#61より)
ここにはなんだかマジヲタ的な内容のことばかり書いてしまい、自分で気軽に書き込めない雰囲気にしてしまっているような感じがする。当初は自分の中に突如として起こった道重さゆみというムーブメントがなにやらさっぱり分からずに、そのことを解き明かしたいが為にとにかく文章を書きまくっていた。現在、オレにとって道重さゆみが出演したラジオやテレビを視聴することは日常的な行為となっている訳だが、それほど大袈裟に書くようなことでもない。だから、簡単な感想などをmixiの日記などに書いている。今後はここにも日々感じたちょっとした感想なども気軽に書いていけるようにしていきたい。
ちなみに先々週から先週にかけて出演していた「TBC FUNふぃーるど」や「歌ドキッ!」やエコモニで出演していた「中山秀征のBeautiful Japan」などをやっと視聴し終えたのだが、いよいよ今週末には今年3冊目の写真集「蒼蒼(そうそう)」が発売、大晦日には紅白歌合戦もあるし、さゆ不足に悩まされるようなことは当分無さそうである。
おやさゆみんノシ