勢いがあってよかったと思います。
「ヤングタウン土曜日」はちゃんと毎週90分間聴いているのだが、なかなか記事にするほどのネタもなく、ここではしばらく取り上げていない。かといってつまらないかといえばそんなことはなく、結構楽しく聴いている。一昨年の一時期のどうしようもないストレスを抱えながら無理やり聴いていた頃と比べると雲泥の差である。
ご存知の通り2月はCBCの送信所工事のため、「今夜もうさちゃんピース」がまるまる1ヶ月間のお休み。よって、この番組への依存度が高まるのも仕方がない。「今夜もうさちゃんピース」についてはアーカイブス化のために第1回から聴き直しているのだが、ついに昨年の2月まできて、あと1年分を残すばかりとなった。まとめは時間がある時に一気にやっていて、1日分が毎日午前0時に上がるように設定している。とりあえず2週間分ぐらいは余裕があるのだが、そろそろ1時間に拡大になるため、油断はできない。
それはそうとして「ヤングタウン土曜日」である。番組冒頭からさんまのスポーツ話が止まらない。さんまが一方的に話して高橋愛と道重さゆみが一切食いつかず、村上ショージが「そんなに興味ないみたいですよ」といった感じで落とす、というのがいつもの感じ。オレもプロスポーツなどは一部を除いて一切興味がないため、さんまの話は何を言っているのかさっぱり分からない。しかし、フットボールのスーパーボウルなる大会が国民的行事であることぐらいは何となく知っている。これのハーフタイムショーでは毎年一流アーティストがパフォーマンスを披露し、その翌週のヒット・チャートではそのアーティストのアルバムが大きく順位を上げるという現象がある。それだけアメリカ国民にとって影響力の大きいイベントなのだろう。今年はブルース・スプリングスティーンがE・ストリート・バンドを従えて出演したわけだが、この部分の映像だけ観た。かなりの盛り上がりで圧倒的な内容であった。ブルース・スプリングスティーンはオレが中学生で洋楽を聴きはじめた頃に「ハングリー・ハート」という曲が日本のラジオでもよく流れていて、「ネブラスカ」というアコースティックなアルバムは音楽雑誌で高く評価されていた。カルチャー・クラブやデュラン・デュランといったシンセサイザーを多用したド派手な英国バンドに夢中だった当時のオレ達には地味すぎて良さがよく分からなかったのだが、何となく知っていると通っぽかったので気に入っているフリをしていた。その次が快感イッパツのアメリカン・ロック・アルバム「BORN IN THE U.S.A.」であり、これは気に行って高校時代に相当聴きこんだ。今聴いても最高なのだが、当時のブリティッシュ・インヴェイジョンだとかMTVだとかマイケル・ジャクソンだとかプリンスだとかが流行っていた流れの中において、この正統派アメリカン・ロックというのが実に異質で新鮮であった。その後も優れた作品を発表し続けていたのだが、90年代以降は円熟さを増し、多くのベテラン・アーティスト同様にだんだんと枯れていくのだろうなという感じがしていた。いつまで経ってもミーハーで、イキのいい新人アーティストやバンドの1stや2ndが大好きなオレは、いつからかこの人のCDを買うのをやめてしまった。ところが一昨年の「マジック」というアルバムが全盛期を思わせる瑞々しい快楽ロック作であり、オレは海外の合法ダウンロードサイトのバーゲンでMP3を購入した。そして、今年はバラク・オバマ大統領の応援や主題歌を書き下ろしたミッキー・ローク主演映画「レスラー」がゴールデン・グローヴ賞で話題になったり、そしてスーパーボウル出演と、第2か第3の全盛期ともいえる活躍ぶりである。そして、つい先日発売されたニュー・アルバム「ワーキング・オン・ア・ドリーム」も最高で、ずっと聴いている。世界を覆う停滞したムードをぶっとばすかのような積極性と人間味に溢れた熟練し、かつ若々しさをも湛えた素晴らしいロック音楽である。さんまは当然このブルース・スプリングスティーンについても言及した。
さんまに勧められてどうやらWOWWOWに加入したという高橋愛は、WOWWOWとは違う局での放送だったが、スーパーボウルを見たらしい。ブルース・スプリングスティーンのパフォーマンスについて感想を求められた高橋愛は、「カッコよかったです」と反応した。「ウィー・アー・ザ・ワールドの人ですよね「おじいちゃんになったなと思いました」というようなことを言っていた。さすが洋楽もちゃんと聴いている高橋愛はこの辺りは抑えているのか。WOWWOW加入もグラミー賞を見ることが本当の目的とも思える。当時の有名アーティストが一堂に会した歴史的チャリティー・ソング、「ウィー・アー・ザ・ワールド」のUSA・フォー・アフリカにブルース・スプリングスティーンが参加したのは1985年、今から24年前。高橋愛が生まれる前の年である。しかし、80年代を駆け抜けたさんまにとって、やはりブルース・スプリングスティーンといえば「BORN IN THE U.S.A.」であり、番組中も一節を歌うなどしていた。高橋愛は逆にこの曲のことは一切知らないようだった。この世代間ギャップとそれに対するさんまの反応が面白い。そして、古かろうと新しかろうと洋楽には興味がまったく無さそうな道重さゆみもこれを見ていた。さんまに感想を聞かれて、こう答えた。
「勢いがあってよかったと思います」
若手芸人に対するコメントか、というニュアンスのショージのツッコミも良かったが、そうなのだ。ブルース・スプリングスティーンは勢いがあってよかったのだ。あれこれゴタクを並べていかにブルース・スプリングスティーンが素晴らしいか、もう30年近く聴き続けているオレが何を言うよりも、道重さゆみのこのコメントの方が簡潔で正しい。そう、勢いがあってよかったのだ。最高である。
「前略のコーナー」ではここ最近の道重さゆみに起こった嬉しい話題が2つ取り上げられていた。まずは初のソロ曲である。3月発売のニュー・アルバムに「IT’S YOU」という道重さゆみソロが収録される。このアルバムでは他に亀井絵里、光井愛佳のソロ曲も収録されているようだ。「ヤングタウン土曜日」内で道重さゆみと高橋愛が話していた内容から拾うと、この曲はセクシーで洋楽チック、「ヘイ・ユー、カモン!」などというセリフで始まり、それがすごく可愛い、高橋愛がハモっているという感じ。「ヘイユー」ですかさず左とん平が出てくるあたりがいかにもヤンタンで嬉しかったのだが。
このニュー・アルバム、「プラチナ 9 DISC」は結構楽しみにしている。2年前に発売された前作「SEXY 8 BEAT」は大のお気に入りであり、2007年にはクラクソンズの「近未来の神話」の次にたくさん聴いた。それまでハロプロはおろか日本のポップスとかほとんど興味がなかったオレが見る見る道重さゆみの魅力に落ちていき、未知のさまざまな領域を体験していったのがこの年であり、そのドキュメントはこのブログの前の方に記録されているのだが、元来ポップス好きのオレにとって、さまざまなジャンルのポップ音楽がハイブリッドに炸裂しているハロプロの音楽は、とても楽しいものに思えた。その直後の「悲しみトワイライト」のシングルはあまり好きなタイプではなかったのだが、その後に出た「女に幸あれ」「みかん」「リゾナント ブルー」、そして今回の「泣いちゃうかも」も全部好きである。「COVER YOU」は発売日に名古屋の紀伊国屋で買って、東京に帰ってからすぐにiPodに入れたのだが、結局1回しか聴かなかった。阿久悠トリビュートの企画盤だったのだが、原曲のほとんどがリアルタイムで親しんだものであり、そのためにカバーの必然性がよく分からず、困惑しながら何だかよく分からないもやもや感だけが残った。それだけに今回のアルバムは楽しみだったのだが、道重さゆみのソロ曲という願ってもない特典までつくというのだから最高である。
そして、もうひとつの話題は「バグルー!!」。道重さゆみの熱心なファンのみなさんはもうご承知と思うが、2月12日に名古屋ローカルの深夜番組に道重さゆみ1人でゲスト出演する。Bugsなるホストっぽい出で立ちの男性ダンス集団が毎週女性ゲスト1名を迎えておもてなしをするという内容の番組のようだ。どのような経緯でこの番組に道重さゆみが出演することになったのかは定かではないのだが、何はともあれ嬉しい話である。
「ヤングタウン土曜日」で話していたのは、Bugsの面々のおもてなしに対して、道重さゆみは毒を吐いていて引かせてしまったかもしれないということ。例えば1人のメンバーが道重さゆみを和ませるというコンセプトであやしいDVDを持ってきたのだが、それに対して「絡みずらいです」と言ったりしたらしい。さんまの「ウケた?」という質問には、「ウケました」と何度も答えていた。これは楽しみである。
唯一残念なのは、この番組が東海地方ローカルということで、当然ながら東京では視聴することができない。後日どこかで探して見ることができたり、リアルタイムで誰かの実況やレポートを読んだりすることは可能だろうが、この晴れ舞台はぜひリアルタイムで体験してみたいものだ。これほど東海地方に住んでいる人たちが羨ましいと思ったことはない。しかし、本当に方法は無いのだろうか...と考えたところ、そうだ、その時刻に名古屋にいればいいだけじゃないか、というシンプルな結論に達した。という訳で、行きます。しかし、生活防衛やら借金返済やらで遣えるおカネがそんなにあるわけではないので、今回は新幹線はやめて初の高速バスというものを利用してみたいと思う。本当に道重さゆみに出会えたおかげで色々な人生初が体験できて、幸せなことこの上ない。当日は名古屋市内のホテルの部屋で「バグルー!!」を見て、翌日は夕方から仕事なので朝にまた高速バスで東京に帰る。時間はかかるのだが料金が新幹線の3分の1ぐらいなので、これは仕方がない。4月のお花見企画のための旅費も残していおかなくてはいけないし。
それにしてもコンサートツアーとかイベントにも行かないで、道重さゆみ絡みの遠征とはいっても本人には一切何の得にもならないことばかりである。土日祝が休めない仕事で、コンサートやイベントが土日祝にばかりあるから仕方がないのだが、平日で行ける日ならば逆に間違いなく行ってしまうわけで、仮に土日祝が休みの仕事に就いていたとしたらどうなっていたかは想像に難くなく、これはこれでちょうどよかったのかもな、などと思ったりもするわけである。
あと、いつかも書いたのだが、11月に「今夜もうさちゃんピース」をCBC本社の前で聴くというイベント開催のために名古屋を訪れた時に、味噌煮込みうどんを食べた。道重さゆみも名古屋の味噌煮込みうどんを食べて感動したと言っていて、これでまた1つ共通体験ができたと悦に入っていたのだが、過去のラジオを聴き直していたら、道重さゆみが食べたのはオレがチョイスした「名古屋コーチン入り味噌煮込みうどん」ではなく「豚角煮味噌煮込みうどん」だったようで、せっかくなのでぜひこれも食べておこうと思う。そして、部屋に風来坊の手羽先とビールを持ち込んで、「バグルー!!」なんていうのが乙ではないかと思うのだ。どうなのだろう。その様子はもちろんここに書く。動画も編集して上げたいと思うのだが、何せ東京に帰ってから仕事がバタバタしそうでどうなるか分からん。
モーニング娘。がTRFと共演したテレビ番組をさんまが見ていて、道重が一番輝いていたと言っていた。それを聞いて本当に嬉しそうな道重さゆみがまた可愛くて仕方がない。こういう瞬間のために生きているのだろうな、と思った。そういうことだ。
| 固定リンク

