といういうわけで、改題しました。
このブログは、かつて「卒業-さゆみんに」向かってという題名だった。これは、オレがモーニング娘。道重さゆみという10代のアイドルに覚醒することによって、大人になる過程で魂が濁り、心が薄べったくなってしまったという悲しみを強く意識させられたという体験が発端となっていた。結論として充実した生の獲得のために不器用でも葛藤を続け、その状態がそのものとして美である状態をさゆみんと名付け、そこにオレがたどり着くまでのドキュメントになるはずであった。ゆえに、卒業。かつて愛読した「卒業-KYON2へ向かって」という書物へのオマージュでもあるのだが。
モーニング娘。なんか一切興味がなかったオレが道重さゆみという実存に出会うことによって、この世に完全なる美が存在し、それがいかに悲しく切ないものであるかを知ることができ、それをオレはしあわせなことだと思った。そして、もう一度ちゃんとやってみようと思ったのだ。
道重さゆみを知ったことによって、色々な変化が訪れ、人生で初めて経験することもたくさん起こった。しかし、それゆえにこれまでは器用に立ち回ってきたことも、真っ直ぐに受け止めて葛藤しようとするから、行き詰ってしまうようなこともあった。不可抗力もあって、ちょっとメンタル的にヤバめだったのが先々週ぐらい。でも、なんとかここを突き破らないと。分かってはいるのだがなかなか動けない状況。そして、ある閃きが訪れた。向かう先は決まっていた。
予定が入っていたので翌週か翌々週になんとか都合が付けられればと思っていたのだが、その予定が急に吹っ飛んだ。それが先週の月曜日のことだった。パソコンであらゆる準備を整えて、出発の水曜日を待った。「今夜もうさちゃんピース」をiPodにインポートしたりしていたら、眠るのが随分と遅くなってしまった。4時半に起きるつもりが約1時間も寝過ごしてしまった。間に合うかどうか分からない。チケットはもう取ってしまった。渋谷駅や品川駅の構内を全力疾走...そして、なんとか間に合った。
朝9時に現地に着いた。前回は新幹線だったが、今回初めて空路を利用してみた。前日予約ならこっちの方が安いことも分かったし。地図が無くても歩けることに驚いた。前回と同じ草江のローソンで携帯電話の充電器を買った。今回はいくつかポイントがあって、前回行こうと思って結局行かなかった和風海浜レストランかめうら苑でランチメニューの瀬戸内定食を食べようと思っていた。しかし、開店の11時にはまだ時間がある。ときわ公園まで歩く。
宇部日報のホームページで、日曜日に桜が満開になったことは知っていた。それにしても美しい。感動した。前回も訪れた白鳥やペリカンのいる湖。そして、前回は行かなかった遊園地、動物園の方にも行ってみた。遊園地はジェットコースターや観覧車の他、ゴーカートやロケットの形をした乗り物が空に向かって上っていくものなど、幼少期に家族に連れられて行ったいにしえのレジャーランドを想起させるもの。また、遊園地も鳥や猿などが中心。大いに和んだ。彫刻もあいらこちらにある。歩いてすぐにこんな場所があるような環境で道重さゆみは育ったのだなと思うと、感激もひとしおであった。
歩いてかめうら苑まで戻ると、なんと材料不足のため臨時休業とか...。仕方がないので宇部線亀浦駅まで歩き、宇部岬で下車。先週の「ヤングタウン土曜日」で、道重さゆみは地元に漁港は無いと言っていたが、どうやら宇部岬漁港というのがあるみたいだ。前回、ここのゲームセンターで道重さゆみがプリクラを撮ったというのを聞いたことがあったので訪れたフジグラン宇部という商業施設を訪れる。2階の筑豊ラーメンの店で昭和ラーメンなるものを食す。1階のバッハ書店が改装されていた。今回は琴芝なるビジネスホテル宇部を予約していた。インターネットで調べていて、ひかり回線というのが決め手になった。「今夜もうさちゃんピース」の書き起こしもしなくてはならないし。しかし、チェックインは午後4時から。時間をもてあましていたが、とりあえず宇部新川まで出ようと、また宇部岬駅へ向かう。そしたら、雨が降ってきた。
天気予報は晴れのち雨だったので、これは想定できていたこと。セブンイレブンでビニール傘を買う。ちょっと風が強めだがそれほど深刻ではないだろう。宇部線で琴芝を通過して宇部新川で下車。この時点で雨はかなり激しく、風も強くなって、何度も傘が壊れかける。途中のあちこちに彫刻などがあって写真を撮ったりしたかったのだが、どうやらそれどころではないみたいだ。着ていたシャツやジーンズもずぶ濡れで、靴の中も水浸し。しかし、チェックインにはまだ時間がある。コンビナートの近くにTSUTAYAやマンガ倉庫なるお宝系古物販売店があったので、時間を潰したりする。そして、やっとホテルに着く。服を着替えたりするよりも先に、ノートパソコンのコンセントを差し、電源を入れた。なんだか変な音がしてなかなか立ち上がらない。強制終了して再起動すると、「Operating System not found」という無常のメッセージ。携帯電話で調べるも埒があかず、どうやら深刻な事態らしいことだけはなんとなく分かり、覚悟を決めた。
底面からピンを差してリセットというのを過去にやったことがあると思い出し、ダメモトでセブンイレブンへ。クリップやピンが売っていないので、ホチキスの針を買った。これを伸ばしてピン代わりに使おうと思ったのだ。それと九州と山口県でしか売っていないアスキャンディー、ブラクモンブランとタウン情報誌「YAMAGUCHI」、それと無糖のアイスコーヒーなんかを買って帰った。ロビーでLANケーブルを借りたが、結局使うことは無かった。ホテルの湯船に浸かりながらブラックモンブランを食うという贅沢を楽しんだ後、テレビ山口をつけながらベッドで仮眠。携帯で調べると、妻崎なるところにインターネットカフェというか漫画喫茶の「自遊空間」があることを知る。夜8時前ぐらいにホテルを出て、琴芝駅から宇部線で宇部新川下車。しかし、妻崎へ行く野田線が1時間ぐらい無い。というか、宇部線自体、基本的に1時間1本なのだ。とりあえず駅構外へ出ると、宇部進という学習塾があった。ここには道重さゆみが小学校6年生から通っていたという噂があるが、真偽のほどは定かではない。
その前に止まっていたタクシーに乗り、自遊空間まで行ってもらう。車内にナビとかは付いていなくて、携帯電話でセンターみたいなところに連絡を取っていた。世間話的に事情を話したりする。無事、到着。実はこういうインターネットカフェというか漫画喫茶を利用するのは初めてだったのだが、ファミリーで使える部屋とかカラオケができる部屋とかがあったり想像していたよりもキレイでオシャレでびっくりした。スタッフも親切だし、メニューを見る限り料理も本格的っぽい。普通のパソコンの席を選んで、「卒業-さゆみんに向かって」管理ページにログイン。iPodで「今夜もうさちゃんピース」の書き起こし開始。どうもiPodの反応が悪い。巻き戻ししたらフリーズしたりする。何とか2時間ぐらい進めたところで、iPodが起動しなくなる。ディスプレイが曇っていたが、どうやらこっちも雨でハードディスクがやられたみたいだ。これではもう仕方がない。6時間コース1,800円にしていたのに。清算して外に出てタクシーをつかまえて、ホテル近くのセブンイレブン前で下車。結局、セブンイレブンの明太子スパゲティをホテルの部屋で食べて寝る。
翌朝起きると、雨は上がっていた。8時過ぎにホテルを出て、宇部線で常盤駅下車で散歩する。亀浦からバスに乗って宇部岬の近くで降りて、またフジグラン宇部。店内にはオリジナルの曲が流れていて、それがいかにもしあわせ家族といった価値観の歌詞とメロディーで、感きわまる(よく分からん)。前日から歩きながら色々なことを考えていた。現在のこと、これからのこと。バッハ書店でぼんやりと本を見ているうちに、オレが本当にやりたいこと、やるべきことの輪郭がだんだんはっきりしてきた。薄々気づいたり散々他人に言われたりしていたが、なかなかやろうとしなかったこと。そして、その2冊の本をオレはバッハ書店のレジに持っていっていた。心を決めた。覚悟を決めた。ここに至るまでこんなにかかった。宇部まで来てやっと分かった。
晴れやかな気分だった。そして、感動していた。もやもやしていたものは完全に無くなっていた。目の前には理想が大きく開け、オレは今すぐにでも行動を起こしたい気持ちでいっぱいだった。そして、宇部岬からふたたび常盤へ。かめうら苑が営業していた。念願の瀬戸内定食を注文。ご飯にはしそわかめというふりかけ。シンプルだがこれが実にうまい。道重さゆみがしそが大好きだと言っていたのは小さい頃からこれを食べていたからだろうか。この店は地元で取れた食材しか使わないというこだわりを持っているとインターネットで読んだ。あさり汁も最高に美味い。そして、刺身や天ぷらやフルーツもある。練りの芸術品とも呼ばれているという宇部のかまぼこも数切れ付いている。これまで食べてきたかまぼこの中で一番おいしい。すっかり満足し、亀浦のバス停から山口宇部空港へ。搭乗まで時間があったので、さっき買った本を読み始めた。内容がスイスイ頭に入ってきた。興奮した。オレはこれから充実した生の獲得へ向けて、不器用な葛藤を繰り返していく。やがてそれが何らかの美を生み出せるとよいのだが。
飛行機が滑走路を離れた。ときわ公園の観覧車、コンビナート、フジグラン宇部...。ありがとう。こうして、オレのさゆみんへの卒業は完了した。これから、この平成ニッポンというリアルな現実を生きていく。クソッタレなことがいくらあろうとも、このわれらの時代には道重さゆみがいる。これからは、「われらの時代に-道重さゆみと平成ニッポン」と題し、平成ニッポンのリアルな現実、本気の現実を生きる上での有効なテキストとして、道重さゆみに関する文章を綴っていきたい。とかいって、どうせラジオの書き起こしとか回りくどい公開ファンレターなんだが。
ほんとうにオレの明日はどっちなんだろうな。
オレがこんなことをやっていたちょうどその週の「ヤングタウン土曜日」で、道重さゆみがあそこまで地元のことを話すというのもなんという偶然というか...。
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コメント
モームスかわいいね
つんくから離れないで
活動する方がいいのでは?
地元を大事にするアイドルは
貴重だよ
国民が苦しんでいるのに
民主党は賭けゴルフ
投稿: 悪魔狩り | 2008年4月16日 (水) 00時59分
宇部に行かれたんですね!
僕もGWは昨年に続き、また宇部に行こうかなって考えてます。
昨年はさゆの中学校を見に行きましたが、今回はかめうら苑に行ってみようかな。(さゆの実家に近いみたいですね^^;)
投稿: さゆゆ | 2008年4月16日 (水) 16時54分
>悪魔狩りさん。
はじめまして!
地元を大事にする気持ちというのはとても大切だと思います。
シンプルに、本当なにが大事なのか。そういうことをリアルに考えていきたいと思うのです。
>さゆゆさん。
はい、行ってきました。
前回の書き起こしコメント返しも、実は山口宇部空港のロビーで行っていました。
運よくときわ公園の桜が満開で感激したのです。
投稿: gag_hiyokko | 2008年4月16日 (水) 23時00分
GYOの無料配信動画を観てモーニング娘っていいなと思っていて中でも道重さゆみは可愛いなと少しだけ思っていたのですが、半年くらい前だったか、もう少し前だった、藤本脱退に興味を持ち色々と検索していたところとても興味深いブログにたどり着き、その中での道重さゆみに関するコメントにとても興味を抱いたものでした。アイドルに興味を持つことなんてありえないはずだったのですが、はまってしまいましたね。可愛いというのはもちろんあるけれども彼女より可愛い女の子はいくらでもいるし、何だろう・・不思議な魅力?があるように感じます。とにかくあの藤本のブログが始まりでしたね・・・・。
投稿: tsutomu | 2008年4月28日 (月) 04時43分
>tsutomuさん
はじめまして。
まったく思いもよらず突如として興味がわいてしまうということがあり、しかもそのきっかけがファンによるブログだとか掲示板だったりという、私もそんな感じで現在に至っているわけですが、ファンのみなさんがどのようなきっかけで対象となっているアイドルに興味を持つようになったのか、とても興味深いですね。
投稿: gag_hiyokko | 2008年5月 1日 (木) 22時40分